むし歯菌と歯周病菌は全く違いますよ!
- jeunesolo
- 7月21日
- 読了時間: 3分
なぜ違うか。 それはエサが違うからです。
(大阪大学大学院歯学研究科予防歯科学講座特任教授 天野敦雄氏のお言葉です)
虫歯は、甘いものをよく食べるとできるもの。虫歯菌はお口の中の糖をエサにして、歯を溶かします。 というふうにとりあえずご理解ください。
一方で、**歯周病菌のエサは「血」**です。正確には血液中の鉄分が大好き。歯ぐきのまわり(とりわけ歯と歯の間)にいる歯周病菌は、粘膜上皮の内面の皮をペロンとめくり毛細血管を露出させ、血液の中を狂喜乱舞しながら動き回っています。だから、毛細血管にも飛び込んでいくのですね。体の中に入ります。すると、血管を損傷させ血栓を生じ、菌も脳や心臓に入ってしまうものもあるわけです。
🪥 歯ブラシの前に「歯間ブラシ」や「フロス」を使いましょう
毎日歯を磨いていても、歯と歯の間の汚れはなかなか取れません。とくに歯ぐきが赤くなっていたり、血が出たりしているところは、先に歯間ブラシやフロスでおそうじすることが大事です。 衛生士さんの学校では、歯ブラシの前に歯間ブラシ、フロスを使いましょう、そして最後に歯ブラシを。と教育されているようです。
最初は少し時間がかかるかもしれませんが、しっかり汚れを落とすことで、歯ぐきの出血や痛みも少しずつ減ってきますよ。
🌿 歯周病に効く歯みがきジェル「PG STOP」
最近、「PG STOP」という歯みがきジェルが注目されています。これは、**歯周病菌に効く成分(ウコンの成分 クルクミン)**が含まれていています。
もともと、ウコンは水に溶けないので、カレーを食したからといって歯周病に効くわけではありません。歯周病菌にウコンが効く、と言われてきました。そこで水溶性のクルクミンを含有した歯磨きジェルが開発されたわけです。
ジェルの成分の水溶性のクルクミンが歯周病菌に効く、とはどういうことか?!
このクルクミンの中で、これまで血液中で狂喜乱舞していた歯周病菌が、全く動かなくなります(活性を失う)。当然、ペロンとめくっていた上皮は修復してくるので、出血しなくなるわけです。
実際に使ってみた方からは、「出血が減った」「痛みがなくなった」という声もたくさん届いています。
88歳のご年配の男性で、ここ5年間、なかなか歯間部の出血が治らなかった患者さんが、このジェルをお勧めして2週間後の来院チェックで全く出血を認めなかった、という事実に驚愕いたしました。
私の口腔内の歯間部にも1箇所、鮮血を認める部位があったので、PG STOPを使って初日20分
二日目10分で、3日目に全く出血を認めませんでした。部位を間違えたかな、と思い、全ての部位で
試しましたが、出血0。
似たようなご感想をお持ちの患者さんは数知れず、の状態です。
ご希望の方には、使い方なども丁寧にご説明いたしますので、お気軽にスタッフまでお声かけください。
来院時に質問させていただいております。「歯周病菌のエサは何ですか」と。
✅ まとめ
歯周病は、歯ぐきの血をエサにするこわい菌が原因です。PG菌
歯間ブラシやフロスで、まずしっかり汚れを落としましょう
「PG STOP, PG STOP direct 」などのジェルは、大いに治療の助けになります
毎日のケアで、健康なお口とからだを守っていきましょうね。

TePeという歯間ブラシもご紹介しておきます。 この歯間ブラシは8種類のサイズで構成され、色で
明確にサイズ表示をしています。 持ちやすくサイズがわかりやすくてお勧めしています。 スウェーデンのメーカーだったかと記憶していますが・・
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