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細胞膜のアブラのお話し

人の脳のアブラ

人の脳は、水分を除いた約60%がアブラ(脂質)でできています。脳にアブラが多い理由は、アブラの膜(細胞膜)を備えた細胞がぎっしり詰まっているためです。


脳には千数百億個もの細胞があるといわれています。そのため、脳の健康にとっても、食事でどのようなアブラを摂取するかがとても重要になります。


神経細胞の細胞膜

人の脳には数多くの神経細胞が存在し、物を考えたり覚えたりするときに使用されます。脳は、神経の先端にあるシナプスで情報の伝達をしています。この情報の伝達が素早いほうど脳の働きは活動的で、しっかりと記憶に刻み込まれます。


また、神経細胞の細胞膜がやわらかいほど伝達力が優れています。しかし、年齢とともに細胞膜が固くなることで物覚えが悪くなってしまいます。


細胞膜を構成する脂肪酸

細胞膜は主としてオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸とオメガ9系脂肪酸で構成されていますが、一つ一つの細胞膜における取るに足らないようなそのアンバランスが、細胞の働きを狂わせ、全身に及ぶ混乱を生み出していくことになります。


細胞膜が望ましい脂肪酸で構成されていない場合には細胞の機能に異常をきたして病気が促進され、構成が是正されると細胞の機能が正常になって、病気の症状が消えます。


例えば不足していたオメガ3系脂肪酸が食事またはサプリメントで補われると、なす術のなかった炎症が治まり、赤血球の変形度が高まる事で悪くなっていた末梢循環が改善され、脳や心臓の細胞を通しての電気化学メッセージの伝達が正しく調整されるようになることが分かってきています。 ちなみに赤血球は一つの細胞であり、細胞膜に不飽和脂肪酸(オメガ3)が十分であれば柔軟性に富んでいて赤血球は変形しながら細い末梢血


管にまで到達し、栄養を運べるわけです。多不飽和脂肪酸が多いと柔軟性に富んでいるだけではなく、細胞膜がすかすかになるので細胞内の老廃物を排出しやすいという利点が生まれます。






アマニ油やえごま油にはオメガ3が豊富だそうです。

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